「ベル確率を数えているけど、あの数字っていったいどこから来ているんだろう?」
ハナハナの設定判別といえば、BIG・REGに加えてベル確率をカウントするのが定番です。設定判別ツールにもたいてい入力欄がありますよね。
ところが調べていくと、パイオニアはベル確率を公表していません。公式サイトにも設置店向けのPOPにも、BIG確率・REG確率・出玉率・配当枚数は載っていますが、ベル確率だけはどこにも書かれていないのです。
結論から言うと、各サイトが載せているベル確率は、共通の計算ミスを含んだ推定値です。
ミスは2つあります。ひとつはボーナス中を3枚掛けとして投入枚数を数えていること。もうひとつはボーナス確率の分母を総ゲーム数としていること。この2つを直すと、ベル確率の数値そのものが変わります。
そこで本記事では、公式POPに載っている配当枚数とボーナスの掛け枚数を使って、現行5機種のベル確率を計算し直しました。あわせて、ハナハナの設定判別がジャグラーと比べてどれくらい難しいのかも、実際の数字で出しています。
計算の途中はすべて記事内に載せてあります。ご自身で検算していただけます。
ハナハナ設定判別ツール【全5機種対応】
私も長らく他サイトのベル確率をそのまま信じて打っていました。おかしいと気づいたのは、機種を変えたときに数字がまったく合わなくなったからです。
キングハナハナ-30、ニューキングハナハナV-30、スターハナハナ-30、ドラゴンハナハナ~閃光~-30、ハナハナホウオウ~天翔~-30の5機種に対応しています。
ハナハナ設定判別ツール
BIG・REG・ベルの3要素からベイズ推定で設定を推測します。ベル確率はメーカー非公表のため、公表されている出玉率と配当から当サイトが逆算した値です。
使い方
機種を選んで、総回転数・BIG回数・REG回数を入れるだけで判定が出ます。ベル回数は入れなくても動作しますが、入れたほうが精度は上がります。
表示される「設定4以上の可能性」を主に見てください。設定6かどうかを当てにいくと、後で説明するとおり1日ではまず届きません。
総回転数はデータカウンターの数字をそのまま入れて大丈夫です。ボーナス中のゲーム数は含まれない扱いで計算しています。
ハナハナのベル確率は、公開されている数字が間違っている
公表されているのはBIG・REG・出玉率だけ
ハナハナの公式サイトや設置店向けのPOPに載っているのは、BIG確率、REG確率、合成確率、出玉率、そして配当枚数です。ベル確率は載っていません。
にもかかわらず、多くのサイトが設定別のベル確率を表として掲載しています。あれは解析値ではなく、公表されている出玉率から逆算した推定値です。
逆算の考え方自体は難しくありません。出玉率は「入れた枚数に対して何枚返ってきたか」なので、ボーナスで返ってくる分と、リプレイ・スイカ・チェリーで返ってくる分を引けば、残りがベルの分になります。
誤り① ボーナス中を3枚掛けとして計算している
問題はここからです。ハナハナのボーナスは3枚掛けではありません。
キングハナハナ-30を例にすると、BIGは1枚掛けで20ゲーム、REGは2枚掛けで10ゲーム消化します。どちらも1ゲームあたり14枚払い出されます。
BIGは20枚投入して280枚払い出し、差し引き260枚の獲得。REGは20枚投入して140枚払い出し、差し引き120枚の獲得。公式が発表している純増枚数とぴったり一致します。
これを3枚掛けだと思って計算すると、BIGの投入を60枚、REGの投入を30枚と見積もることになります。実際は20枚ずつなので、ボーナス1回あたり50枚も多く見積もる計算です。
そして設定が上がるほどボーナス回数は増えます。つまりこの誤差は高設定ほど大きく膨らみます。行き場を失った枚数は、計算上すべてベルに押し付けられます。それが「ベルの設定差」として表に載ってしまうわけです。
掛け枚数は機種ごとに違います
キングハナハナ-30はBIGが1枚掛け・REGが2枚掛け。スターハナハナ-30とドラゴンハナハナ~閃光~-30はどちらも2枚掛け。ニューキングハナハナV-30はBIGの前半が1枚掛けで、後半が2枚掛けです。ひとつの機種で確かめた数字を、他機種にそのまま流用することはできません。
実際に計算してみる
言葉だけだとわかりにくいので、キングハナハナ-30の設定6で実際に追ってみます。通常時1,000ゲームを基準にします。
まずボーナス回数です。BIGが1/232なので4.31回、REGが1/332なので3.01回。
次に投入枚数。通常時1,000ゲームで3,000枚、BIGが4.31回×20ゲーム×1枚で86枚、REGが3.01回×10ゲーム×2枚で60枚。合計3,146枚です。ここを3枚掛けで計算すると3,349枚になり、200枚以上ずれます。
出玉率110%なので、払い出しは3,146×1.10=3,461枚。このうちBIGが4.31回×280枚で1,207枚、REGが3.01回×140枚で422枚。差し引いた1,833枚が通常時の小役ぶんです。
| 役 | 出現率 | 回数 | 払い出し |
|---|---|---|---|
| リプレイ | 1/7.3 | 137回 | 411枚 |
| スイカ | 1/125.7 | 8.0回 | 48枚 |
| チェリー | 1/41.9 | 23.9回 | 48枚 |
| ベル | 逆算 | 147.3回 | 1,326枚 |
1,833枚からリプレイ411枚、スイカ48枚、チェリー48枚を引くと1,326枚。ベルは3枚掛けで9枚払い出しなので、1,326÷9=147.3回。1,000ゲームで147.3回なので、ベル確率は1/6.787という計算になります。
この数字が妥当かどうかは、コイン持ちで確かめられます。同じ手順で設定1を計算すると、50枚あたり40.7ゲーム回る計算になります。公式が発表しているコイン持ちは約39.9ゲーム。2%以内で一致しました。
誤り② ボーナス確率の分母を総ゲーム数にしている
投入枚数の見積もりは、ボーナス1回で50枚ずれます。設定6を1日打てば400枚近い差になる。小さい話じゃないんです。
もうひとつあります。BIG確率1/232というのは、どのゲーム数に対しての1/232なのか、という問題です。
ボーナスの抽選は通常時にしか行われないので、分母は通常時のゲーム数です。ボーナス消化中のゲームは抽選対象に入りません。
ここを総ゲーム数として計算すると、通常時の枚数の出入りを実際より多く見積もることになり、今度は設定差が消える方向に歪みます。
①と②は逆方向に効きます。両方を同時に間違えていると、たまたまそれらしい数字が出ることもあります。ただし機種を変えると途端に合わなくなります。
なぜ同じ誤りが広がったのか
この2つの誤りは、1つのサイトの単発のミスではありません。設定判別ツールを公開している複数のサイトと、逆算の手順を解説している個人ブログの、いずれもが同じ計算をしています。
ベル確率を最初に逆算した人の手順が、検証されないまま引き継がれたのだと考えられます。実際、逆算を解説している書き手の何人かは「予想値なので間違っている可能性が高い」「自信は全くない」と自分で断っています。そこまで正直に書いているのに、その数字が検証されないまま各サイトの表になっている。
逆算値が載っていること自体は悪いことではありません
公表されていない以上、誰かが推定するしかありません。問題は、推定値が推定値のまま検証されずに広まったことです。この記事では計算の途中をすべて出したうえで、別機種の実戦データと突き合わせています。
計算し直した5機種のベル確率
| 機種 | 設定1 | 設定2 | 設定3 | 設定4 | 設定5 | 設定6 | 設定1→6 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| キングハナハナ-30 | 1/7.118 | 1/7.096 | 1/7.093 | 1/6.926 | 1/6.848 | 1/6.787 | +4.87% |
| ニューキングハナハナV-30 | 1/7.581 | 1/7.440 | 1/7.396 | 1/7.282 | — | 1/7.113 | +6.58% |
| スターハナハナ-30 | 1/6.344 | 1/6.278 | 1/6.274 | 1/6.179 | 1/6.096 | 1/6.056 | +4.76% |
| ドラゴンハナハナ~閃光~-30 | 1/7.120 | 1/7.069 | 1/7.061 | 1/6.917 | 1/6.849 | 1/6.861 | +3.78% |
| ハナハナホウオウ~天翔~-30 | 1/7.422 | 1/7.384 | 1/7.329 | 1/7.286 | 1/7.156 | 1/7.066 | +5.05% |
この表で目を引くのは、設定1から設定3までがほとんど同じ数字になる点です。キングハナハナ-30なら1/7.118、1/7.096、1/7.093。差は0.35%しかありません。段差がつくのは設定4からです。
もうひとつ、ドラゴンハナハナ~閃光~-30は設定5と設定6が逆転します。設定5が1/6.849で、設定6が1/6.861。設定6のほうがわずかにベルが重い計算になります。この機種はREG確率が1/642~1/399と極端に重いBIG特化型なので、出玉の配分が他機種と違うためです。
別の機種・別のデータで検証した
計算が正しいかどうかは、別の機種で確かめられます。
キングハナハナ-30の実戦値(サンプル3,897ゲーム)で計算の前提を合わせたうえで、その前提のまま天翔-30に適用しました。そして、アプリで集計された天翔の実戦データと突き合わせています。
| 設定 | 当サイトの逆算 | アプリ実戦データ | 差 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1/7.422 | 1/7.50 | −1.0% |
| 2 | 1/7.384 | 1/7.45 | −0.9% |
| 3 | 1/7.329 | 1/7.40 | −1.0% |
| 4 | 1/7.286 | 1/7.30 | −0.2% |
| 5 | 1/7.156 | 1/7.30 | −2.0% |
| 6 | 1/7.066 | 1/7.20 | −1.9% |
最大誤差2.0%、平均1.2%。設定1から設定6への広がりも、計算値が+5.04%に対して実戦データが+4.17%です。
キングハナハナで合わせた計算式が、天翔でもそのまま通用しました。機種もデータの出どころも違うので、偶然の一致とは考えにくいと判断しています。
それでも解析値ではありません
逆算は逆算です。リプレイ・スイカ・チェリーの確率は設定6の実戦値を全設定に当てているので、そこに設定差があれば数字は動きます。ただし検証したかぎり、動くのは絶対値のほうで、設定1から設定6への広がりはほとんど変わりませんでした。ツールは設定どうしの比較で判定するため、判定結果への影響は小さくなります。
ハナハナはジャグラーより設定判別が難しい
5,000回してもマイジャグの3,000回に届かない
ベル確率が正しく出せたので、次は「それで何がわかるのか」です。
設定6の理論値ちょうどに出た台を打っていると仮定して、BIG・REG・ベルの3つから設定を推定するとどうなるか。ベイズ推定で計算しました。
| 機種 | 3,000G | 5,000G | 8,000G |
|---|---|---|---|
| キングハナハナ-30 | 73.3% | 84.0% | 93.0% |
| ニューキングハナハナV-30 | 59.1% | 69.6% | 81.1% |
| スターハナハナ-30 | 77.5% | 87.9% | 95.3% |
| ドラゴンハナハナ~閃光~-30 | 71.7% | 81.8% | 90.9% |
| ハナハナホウオウ~天翔~-30 | 70.5% | 80.4% | 89.7% |
| マイジャグラーV(参考) | 90.6% | 97.3% | — |
マイジャグラーVは3,000ゲームの時点で90.6%まで届きます。ハナハナは5,000ゲーム回しても、いちばん判別しやすいスターハナハナでようやく87.9%です。
ハナハナで5,000ゲーム回した情報量は、マイジャグの3,000ゲームにも届いていません。
原因はベルの設定差の小ささ
理由ははっきりしています。ベルの設定1から設定6への広がりが、マイジャグラーVのぶどうでは+9.86%あるのに対して、ハナハナは+3.78%から+6.58%しかありません。おおよそ半分です。
統計的な離れ具合で言うと、5,000ゲーム時点でマイジャグのぶどうが2.90σなのに対して、ハナハナのベルは1.06σから1.77σ。同じ回転数を回しても、届く距離が違います。
ハナハナが不利という話ではありません
設定6の機械割はハナハナの110%に対してマイジャグラーVが109.4%で、出玉性能はむしろハナハナが上です。ただ、その設定6を見つけるまでの道のりが長い。同じ日数を打つなら、判別にかかるコストの差を織り込んでおく必要があります。
ハナハナのベルはREGより効く
設定差の大きさだけならREGが上です。ただREGは1日打っても20回しか引けない。判別は回数がものを言います。
意外に思われるかもしれませんが、要素ごとの効き方を見るとこうなります。
| 使う要素 | 設定4以上と判定できる確率 |
|---|---|
| BIGだけ | 57.8% |
| REGだけ | 63.9% |
| ベルだけ | 69.1% |
| BIG+REG | 70.3% |
| 3つ全部 | 84.0% |
「ハナハナはREG確率が最重要」と書かれているのをよく見かけますが、数字の上ではそうなっていません。ベル単独のほうがREG単独より効きます。
設定差の大きさで言えばREGのほうがずっと大きいのですが、REGは1日打っても20回前後しか引けません。ベルは5,000ゲームで700回以上出現します。試行回数の差が、設定差の差を上回っているわけです。
「設定6か」ではなく「設定4以上か」で判断する
ここまでの数字をまとめると、立ち回りの結論はひとつです。
設定6を当てにいくのはやめたほうがいい。キングハナハナ-30で5,000ゲーム回して設定6と言い切れる確率は33.3%です。8,000ゲーム回しても40.3%。1日では届きません。
一方で「設定4以上か」であれば5,000ゲームで84.0%まで来ます。続けるか撤退するかを決めるには、この精度で十分です。上のツールが設定4以上の確率を最初に大きく表示しているのは、そのためです。
設定4はキングハナハナ-30で出玉率104%。1日打てばプラスが見込める水準です。設定6を待つより、設定4以上を拾い続けるほうが現実的な立ち回りになります。
3,000ゲームで判断しないこと
3,000ゲーム時点で設定4以上と言える確率は、いちばん判別しやすいスターハナハナ-30でも77.5%です。午前中の稼働だけで見切るのは早すぎます。ツールが3,000ゲーム未満で警告を出すのはこのためです。
機種別のスペックとベル確率
設定4でも出玉率は104%あります。設定6を待ち続けるより、設定4以上を拾っていくほうが現実的ですよ。
キングハナハナ-30
2023年3月20日導入。6号機ハナハナの中で最初に設定6の出玉率110%に到達した機種です。約10,000台導入されました。
| 設定 | BIG | REG | 合算 | ベル(逆算) | 出玉率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1/292 | 1/489 | 1/183 | 1/7.118 | 97% |
| 2 | 1/280 | 1/452 | 1/172 | 1/7.096 | 99% |
| 3 | 1/268 | 1/420 | 1/163 | 1/7.093 | 101% |
| 4 | 1/257 | 1/390 | 1/154 | 1/6.926 | 104% |
| 5 | 1/244 | 1/360 | 1/145 | 1/6.848 | 107% |
| 6 | 1/232 | 1/332 | 1/136 | 1/6.787 | 110% |
配当は3枚掛けでベル9枚、スイカ6枚、チェリー2枚。BIGは1枚掛け20ゲームで純増260枚、REGは2枚掛け10ゲームで純増120枚です。
設定1から設定3までベルがほぼ同じなので、ベルで判別できるのは実質「設定3以下か、設定4以上か」の一線だけです。逆に言えば、その一線ははっきり出ます。設定3の1/7.093と設定4の1/6.926の間には2.4%の段差があり、設定1と設定3の間の0.35%とは意味が違います。ベルが1/7.0を切ってくるかどうかが、ひとつの目安になります。
ニューキングハナハナV-30/スマート沖スロ ニューキングハナハナV
2026年1月5日導入。シリーズ初の専用筐体「ニューロイヤル」を採用し、BIGの獲得枚数が約312枚まで引き上げられました。
| 設定 | BIG | REG | 合算 | ベル(逆算) | 出玉率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1/299 | 1/496 | 1/186 | 1/7.581 | 97% |
| 2 | 1/291 | 1/471 | 1/180 | 1/7.440 | 99% |
| 3 | 1/281 | 1/442 | 1/172 | 1/7.396 | 101% |
| 4 | 1/268 | 1/409 | 1/162 | 1/7.282 | 104% |
| V | 1/253 | 1/372 | 1/150 | 1/7.113 | 108% |
本機だけ設定が5段階です。最上位は設定6ではなく設定Vと表記されます。
BIGの構造も他機種と違います。前半は1枚掛けで消化し、196枚を払い出した時点でボーナストリガーへ移行、そこから後半は2枚掛けになります。この構造の違いを織り込んで逆算しました。
ベルの設定差は+6.58%で5機種中もっとも大きく、1回あたりの情報量では有利です。ただし設定が5段階しかないため、最上位の設定Vにたどり着く難易度は他機種の設定6より高くなります。5,000ゲームで「設定4以上」と言える確率が69.6%と5機種で最も低いのは、判別材料が弱いからではなく、設定4とVの2つしか上がないためです。
もうひとつ、出玉をBIGに寄せた設計のぶん通常時が削られていて、コイン持ちは5機種でもっとも悪くなります。導入直後から吸い込みの速さを指摘する声が出ているのは、この設計によるものです。
設定Vは設定6ではありません。5段階設定の最上位という位置づけで、出玉率は108%。キングハナハナ-30やスターハナハナ-30の110%には届きません。BIG約312枚という数字だけで判断すると見誤ります。
スターハナハナ-30/スマート沖スロ スターハナハナ
2025年1月導入。製造元は株式会社オニオン。
| 設定 | BIG | REG | 合算 | ベル(逆算) | 出玉率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1/270 | 1/387 | 1/159 | 1/6.344 | 97% |
| 2 | 1/262 | 1/354 | 1/150 | 1/6.278 | 99% |
| 3 | 1/252 | 1/322 | 1/141 | 1/6.274 | 101% |
| 4 | 1/240 | 1/293 | 1/132 | 1/6.179 | 104% |
| 5 | 1/229 | 1/267 | 1/123 | 1/6.096 | 107% |
| 6 | 1/218 | 1/242 | 1/114 | 1/6.056 | 110% |
5機種の中でベルが突出して軽い機種です。設定1でも1/6.344で、他機種の設定6より軽い水準にあります。
理由はREGの純増が96枚しかないことです。他機種の120枚前後に対して小さいぶん、通常時のベルで出玉を補う設計になっています。シリーズ共通の目安は成立しません。
合算確率も1/159~1/114と全機種でもっとも軽く、ボーナス回数が多いため判別しやすい機種でもあります。5,000ゲームで設定4以上と判定できる確率は87.9%で5機種中最高です。
スターハナハナのベルが軽いのは、高設定だからじゃありません。設定1でもそうなっています。目安は機種ごとに持ち替えてください。
ドラゴンハナハナ~閃光~-30
30Φ版が2023年12月、25Φ版が2024年3月導入。神獣シリーズの1作です。
| 設定 | BIG | REG | 合算 | ベル(逆算) | 出玉率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1/256 | 1/642 | 1/183 | 1/7.120 | 97% |
| 2 | 1/246 | 1/585 | 1/173 | 1/7.069 | 99% |
| 3 | 1/235 | 1/537 | 1/163 | 1/7.061 | 101% |
| 4 | 1/224 | 1/489 | 1/153 | 1/6.917 | 104% |
| 5 | 1/212 | 1/442 | 1/143 | 1/6.849 | 107% |
| 6 | 1/199 | 1/399 | 1/133 | 1/6.861 | 110% |
REG確率が設定1で1/642と極端に重いBIG特化型です。BIGは2枚掛け21ゲームで純増252枚。
この機種はベルでの判別がもっとも効きません。設定1から設定6への差が+3.78%と5機種で最小で、しかも設定5と設定6が逆転します。ベルよりBIG確率を見るべき機種です。BIG確率は設定1の1/256から設定6の1/199まで、他機種より大きく動きます。
REGが引けなくても落ち込まなくていい機種です。設定6でも1/399。5,000ゲームでREGは12回前後しか引けません。REG回数の少なさを低設定の根拠にすると、判断を誤ります。
ハナハナホウオウ~天翔~-30
2022年1月24日導入。設定6の出玉率が109%と、他4機種の110%よりわずかに低い設定です。
| 設定 | BIG | REG | 合算 | ベル(逆算) | 出玉率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1/297 | 1/496 | 1/186 | 1/7.422 | 97% |
| 2 | 1/284 | 1/458 | 1/175 | 1/7.384 | 99% |
| 3 | 1/273 | 1/425 | 1/166 | 1/7.329 | 101% |
| 4 | 1/262 | 1/397 | 1/157 | 1/7.286 | 103% |
| 5 | 1/249 | 1/366 | 1/148 | 1/7.156 | 106% |
| 6 | 1/236 | 1/337 | 1/139 | 1/7.066 | 109% |
この機種だけ配当の体系が違います。3枚掛けでベル10枚、スイカ6枚、チェリー2枚。1枚掛けと2枚掛けは6枚と12枚で、他4機種の14枚とは別物です。BIGは2枚掛け24ゲームで純増240枚、REGは2枚掛け12ゲームで純増120枚。
他機種の数値をそのまま流用できないのは、ここが理由です。天翔だけは別に計算する必要があります。
2022年の機種なので、ホールからの撤去が進んでいます。設置している店を見つけたら、ベル確率の目安が他機種と違う点だけ頭に入れておいてください。設定1で1/7.422、設定6で1/7.066です。
ベル以外の判別要素
BIG中のスイカ
BIG中にリールの両サイドが赤と緑に光ったらレア役成立の合図です。左リールにBARを狙ってチェリーとスイカをフォローします。
設定6の実戦値では、BIG中のスイカは1/50.0という数字が報告されています(サンプル400ゲーム)。BIGの消化ゲーム数が20ゲームなので、目安としてはBIG3回のうち1回以上スイカが出ていれば期待できるという見方になります。
ただしメーカーの公表値はなく、サンプルも400ゲームと少ないため、当サイトのツールでは判別の計算には使っていません。参考値として表示するだけにとどめています。
REG中のサイドランプ
REG中に左リール中段へ白7をビタ押ししてスイカを揃えると、サイドランプの色が変化します。示唆が出るのはREG1回につき1度だけなので、成功したあとは左リールの白7を避けて消化してかまいません。
| 発光色 | 示唆内容 |
|---|---|
| 青 | 奇数設定示唆 |
| 黄 | 偶数設定示唆 |
| 緑 | 奇数かつ高設定示唆 |
| 赤 | 偶数かつ高設定示唆 |
| レインボー | 高設定示唆 |
ここも公表値がありません。公開されている設定6の実戦データはサンプル4件しかなく、その4件の内訳は青2回・黄1回・緑1回でした。設定6でも奇数設定寄りの結果が出ています。少ないサンプルで判断するのは危険です。
ボーナス終了時のフェザーランプ
サイドランプの公開データは4件しかありません。この件数で言い切れることは、正直かなり少ないです。
ボーナス終了後、筐体上部のランプが一度すべて消えてから、いずれかの色で点灯します。白がデフォルトで、白以外なら期待できます。REG終了後のほうが示唆が強いとされています。
これも設定6の公開サンプルはBIG後20件・REG後7件です。REG後の7件はすべて白でした。白しか出ないから低設定だ、という判断は成立しません。
3つとも判別ロジックに組み込んでいないのは、精度を装いたくないからです。サンプル4件や7件の数字を確率として計算に入れれば、それらしい数字は出ます。ただ、その数字には根拠がありません。
示唆演出は「否定材料」に使わない
示唆が出たときだけプラスに数え、出ないときは何も引かないのが安全です。レインボーが出れば強い期待は持てますが、それは確定ではありませんし、出ないことが高設定を否定するわけでもありません。
打てるハナハナが減っている
ここまで判別の話をしてきましたが、そもそも5,000ゲーム回せる台が近くにあるか。実はそこが本題だったりします。
以前は中規模のホールでも40台前後の設置が当たり前でしたが、最近は5台や10台という店も珍しくなくなりました。6号機になって低設定の吸い込みが厳しくなり、稼働が続かなくなったことが背景にあります。ハナハナが好きな人ほど、この変化を実感しているはずです。
天翔-30は2022年の機種で、撤去が進んでいます。設定判別を覚えても、打てる台が近くになければ意味がありません。
実機を家に置くという選択肢があります。設定は自分で入れられるので、設定6を打ち放題です。判別する必要そのものがなくなります。
中古の相場、コイン不要機、設置スペース、電気代まで含めて、必要な費用は下のページにまとめました。
よくある質問(FAQ)
ベル確率は解析値ですか?
いいえ、解析値ではありません。パイオニアはベル確率を公表していないため、当サイトの数値は、公表されている出玉率・配当枚数・ボーナスの掛け枚数から逆算した独自の算出値です。別機種の実戦データと照らして平均1.2%の誤差に収まることは確認していますが、あくまで逆算値である点はご了承ください。
他のサイトのベル確率と数字が違います。どちらが正しいですか?
計算の前提が違います。多くのサイトはボーナス中を3枚掛けとして投入枚数を数え、ボーナス確率の分母を総ゲーム数としています。当サイトは実際の掛け枚数(キングハナハナ-30ならBIGが1枚掛け・REGが2枚掛け)と、通常時ゲーム数で計算しています。どちらが正しいかは実戦データと照合すれば確かめられます。記事内でその照合結果も公開しています。
ベルを数えていません。それでも判別できますか?
できます。当サイトのツールはベル回数を0のままでも動作し、BIGとREGだけで判定します。ただしキングハナハナ-30の場合、5,000ゲーム時点で設定4以上と判定できる確率は、ベルなしで70.3%、ベルありで84.0%です。数えたほうが精度は上がります。
何ゲームくらい回せば判断できますか?
3,000ゲームでは足りません。5,000ゲームで「設定4以上か」がおおよそ8割前後の精度になります。設定6かどうかを言い切るには、8,000ゲーム回しても4割程度にしかなりません。設定6を当てにいくのではなく、設定4以上かどうかで続行・撤退を判断するのが現実的です。
サイドランプでレインボーが出たら設定6確定ですか?
確定ではなく高設定示唆です。逆に、設定6でも白しか出ないケースは普通にあります。公開されている設定6の実戦データでは、REG終了後のフェザーランプは7件すべて白でした。示唆が出たときだけプラスに数え、出ないときは何も引かないのが安全な使い方です。
5機種のうちどれがいちばん判別しやすいですか?
スターハナハナ-30です。ボーナス合算が1/159~1/114と全機種でもっとも軽く、試行回数を稼げます。5,000ゲームで設定4以上と判定できる確率は87.9%でした。逆にもっとも難しいのはニューキングハナハナV-30ですが、これは判別材料が弱いのではなく、設定が5段階しかないためです。
総回転数はデータカウンターの数字をそのまま入れていいですか?
はい、そのまま入れて問題ありません。当サイトのツールは通常時のゲーム数を基準に計算していますが、データカウンターの数字をそのまま入力しても判定に影響しない設計にしています。
スターハナハナのベルが他機種より軽いのはなぜですか?
REGの純増が96枚と小さいためです。他機種の120枚前後に比べて少ないぶん、通常時のベルで出玉を補う設計になっています。設定1で1/6.344と、キングハナハナ-30の設定6(1/6.787)より軽い数字です。他機種の感覚のまま座ると「やたらベルが揃う」と感じますが、高設定だからではありません。
まとめ|ベル確率は逆算値だと知ったうえで使う
最後に、この記事の要点を振り返ります。
ジャグラーの設定判別については「ジャグラー設定判別ツール」に、機械割の考え方は「ジャグラー機械割一覧」でくわしく解説しています。同じ手法で計算しているので、あわせて読むと違いがよくわかります。
ベル確率が逆算値だと知ったうえで使うのと、解析値だと思って使うのとでは、判断の重みがまったく変わります。数字の出どころを知っておくことが、いちばんの武器になります。